タイヤメーカーYOKOHAMA

「グランドデザイン」成長、生産革新、グローバル

横浜ゴム株式会社[The Yokohama Rubber Company, Limited]

神奈川県横浜市に大正6年(1917年)10月13日に創立されたタイヤメーカー。アメリカ、カナダ、オーストラ リアなどに海外法人を持つ国際的な企業。近年は環境に配慮した企業経営として評価され「環境配慮型経営促進事業」の環境スクリーニング評価で、評価ランク 中最上位となる「環境への配慮に対する取り組みが特に先進的」の格付をタイヤ業界では初めて取得した。

研究開発施設

  1. 平塚製造所内の研究開発センター「RADIC(ラディック)」
  2. 総合タイヤテストコース「D-PARC(ディー・パーク)」
  3. 冬季用タイヤテストコース「T*MARY(ティー・マリー)」

生産拠点

  1. 平塚製造所 神奈川県平塚市
  2. ハマタイト工場 神奈川県平塚市
  3. 三重工場 三重県伊勢市
  4. 三島工場 静岡県三島
  5. 新城工場 愛知県新城市
  6. 茨城工場 茨城県小美玉市
  7. 尾道工場 広島県尾道市
  8. 平塚東工場 神奈川県平塚市
  9. 長野工場 長野県下伊那郡高森町
  10. 新城南工場 愛知県新城市
  11. その他海外・・・

製品ラインナップ[乗用車用タイヤカタログ]

ECOタイヤ DNA

グッドデザイン賞エコロジーデザイン賞受賞

エコロジーデザイン賞は、グッドデザイン賞を受賞した作品の中でも、特に地球環境や資源の有効活用、自然景観、生活環境との調和などに優れた商品や施設に 贈られる特別賞です。ヨコハマの「ECOタイヤDNA」は、そのコンセプト、環境技術が認められ、タイヤ業界で初めて受賞しました。

タイヤも負けてはいられない。地球温暖化を防ぐために、CO2削減へ、いま世界が動いている。ECOタイヤDNA。タイヤで燃費を追求しCO2を減らしていく。クルマを愛する全てのドライバーが、澄みきった空の下を、いつまでも気持ちよく走りつづけていくために。

タイヤの性能が「走る」「快適」だったのは、もはや昔の話。いまや環境にやさしいということも、性能のひとつとして評価される時代です。ECOタイヤDNAシリーズは「走る」「快適」という基本性能を高めながら、第三の「環境」性能も兼ね備えたタイヤです。

燃費を節約してCO2の発生量を減らす。寿命を長くして省資源化をすすめる。その姿勢は、発売した当初から変わることはありません。大きく変わったのは、タイヤを研究・開発するヨコハマのテクノロジー。

ECOタイヤは三つの基本性能をさらに高めながら、常に進化しているのです。かけがえのない地球環境を守り、ずっと走りつづけるために。ヨコハマはこれからも時代のニーズに応えるタイヤづくりをめざします。

環境性能は、さらなる進化を続けます。

まず第一に「燃費をよくしてCO2を減らす」、それが環境性能の基本となる考え方。ヨコハマは「タイヤのころがり抵抗の低減」で実現します。

クルマが走行時に受ける抵抗は大きく分けて3つ。そのうち、タイヤのころがり抵抗は、空気抵抗の65%についで、20%(100km/h 定速走行)という高い割合を占めています。ころがり抵抗をより小さくできればクルマの燃費が向上し、それだけガソリン消費量が減らせ、結果的に排出される CO2量も削減できる。「ECOタイヤDNA」はそれを実現しました。

「ころがり抵抗はより小さく」しかし、「グリップ力はより確実に」を可能にした「合体ゴム TM」/「合体ゴムII TM」誕生。

天然鉱物を原料とするシリカには、(1)グリップ力を左右するゴムの発熱をコントロール(2)低い路面温度でも硬くなりにくいという2つの効果がありま すが、カーボンとは混ざりにくいという難点があります。そこで、ヨコハマは「シリカとカーボンをあらかじめ結合させる」ことでシリカのメリットを十分に引 き出すことに成功しました。日・米・独・仏で特許を取得したコンパウンドテクノロジーを採用

「合体ゴム TM」のメリットはそのままに、いっそうウェットグリップ、ロングライフを可能にする「合体ゴムII TM」。

新開発の「合体ゴムIITM」は、カーボンとシリカ粒子の小径化による表面積の増加とシリカの増量により、グリップ力と燃費の向上を同時に実現。また、シリカとカーボンの結合力を高め、さらにカーボンを連鎖させることで耐摩耗性を向上。「合体ゴムTM」の優れた特性をレベルアップさせています。

第3世代DNA 走りと燃費を両立させた「ナノパワーゴム」。合体ゴムIITMのすぐれた性能にプラスして、さらに運動性能を高めるために開発されたのがナノパワーゴム。この新しいゴムはナノレベルの世界でタイヤ の接地性を向上し、グリップ力を高めます。これにより、新しいDNAは走りの基本性能をステップアップすることに成功しました。

第2世代DNA 「合体ゴムIITM」は、安全・環境性能がさらに向上。カーボンとシリカを結合することで誕生した合体ゴムTM。その進化形である合体ゴム TMでは、さらに粒子を小径化し、シリカを増量してグリップ力と環 境性能の向上を実現しています。またカーボンとシリカの結合力を高めるとともに、カーボンを連鎖させることで耐摩耗性も向上しました。

第1世代DNA ゴムの発熱をコントロールする「合体ゴムTM」。タイヤが燃費に貢献するには、ころがり抵抗を小さくすればいい。しかし単にころがり抵抗を小さくするだけでは、同時にグリップ力も弱くなってしまいま す。そこで合体ゴムTMは、カーボンとシリカを結合して配合。シリカの特性を活かして「グリップ」と「ころがり」の2つのモードを両立しました。

「ECOタイヤは、どこが優れているの?」

Q1.これまでのタイヤは、なにが問題だったの?A1.ころがりを良くするために、アクション走行時のグリップ力を犠牲にする。それが従来の低燃費タイヤ(当社品)の宿命でした。

走行時のタイヤをイメージしてください。発熱が大きいとエネルギーロスが大きく、グリップ力は強くなる。逆に、発熱が小さいとエネルギーロスが小さく、 ころがりやすくなる。そこで、一般的な低燃費タイヤは、発熱を抑えて燃費を良くするという方法で作られていました。しかし一方で、アクション走行時に十分 なグリップ力が得られないという問題がありました。

Q2.安全性に関するメリットはありますか?A2.ウェット路面において高いグリップ力を発揮する、それは環境性能とならぶ、合体ゴムTMならではの安全性能です。

当社通常ゴムは、路面温度が低く(ウェット路面)なるとゴムが硬くなり、グリップ力が低下します。これに対して合体ゴムTMは、ポリマー分子が動きやす くなっているため、路面温度が低下しても硬くなりにくく、ミクロの粘着力によるグリップが発生し、グリップの低下を防ぎます。

Q3.合体ゴム TMでなにが変わったのですか?A3.合体ゴムTMは、走りにあわせた「ころがりモード」と「グリップモード」という2つの性質をあわせもっています。

合体ゴムTMは、いつでもころがり抵抗が小さく、いつでもグリップ力が強いわけではありません。街中での走行時(ノーマル走行時)は「ころがりモード」 という性質を発揮し、止まってほしいときやカーブを曲がりたいとき(アクション走行時)は「グリップモード」という性質を発揮します。だから、ころがりも 良く、グリップも良い。2つのモードが運動・安全性能と 環境性能を両立させます。

合体ゴム TMのツインモードパフォーマンス。一定速度で走行するノーマル走行時には、シリカがゴムの発熱を抑える「ころがりモード(省燃費)」になっています。ブレーキング時、コーナーリング時などのアクション走行時には、シリカが目覚め「グリップモード」になります。

DNA S.drive「ディーエヌエー・エスドライブ」

走りの才能を導く、power。スポーツーカーをより快適に、スマートに、Sure.な走りを楽しみたいお客様に。実用燃費の向上をはかりたいお客様に。

DNA dBEURO「ディーエヌエー・デシベル ユーロ」

ダイナミック&サイレント。輸入車を始めとする重量サルーンにコンフォート性をお求めのお客様に。優れた静粛性と運動性能の両立をお求めのお客様に。実用燃費の向上をはかりたいお客様に。

DNA dB「ディーエヌエー・デシベル・ES501」

Silent.もっと静かな世界へ静かな走りのために。ワンランク上の優れた静粛性、快適な乗心地、信頼のウェット性を高いレベルでお求めのお客様に。実用燃費の向上をはかりたいお客様に。

DNA map ES340「ディーエヌエー・マップ」

ミニバン・ワンボックスのために。片減り抑制やタイヤ寿命の向上をお求めのお客様に。ミニバン・ワンボックスに静かで快適な乗心地をお求めのお客様に。実用燃費の向上をはかりたいお客様に。

DNA map-i「ディーエヌエー・マップ・アイ」

インチアップ、ドレスアップのために。インチアップ、ドレスアップでクルマをスタイリッシュにキメたいお客様に。ローダウン時の内側の早期摩耗を抑制したいお客様に。実用燃費の向上をはかりたいお客様に。

DNA ECOS「ディーエヌエー・エコス」

よりエコロジーな走りのために。ロングライフと確実なウェットグリップをお求めのお客様に。実用燃費の向上をはかりたいお客様に。

ADVAN(アドバン)

BORN in THE CIRCUIT 脈々と息づく熱い走りの系譜。

「Not for Everyone. For those who know real performance.」直訳すると、「どんな皆のためにも、そうしません。 本当の性能を知っている人々のために。」

その名は、「前進する」という意味のADVANCEに由来する。

常に一歩先を狙う。そして、確実にその先へ向かう。私たちの熱いスピリットの現れである。ADVANR。それは、私たちが創り出すプロダクトのなかでも、最も高性能なものにのみ与えられる称号である。

いま在るタイヤの技術を、過去のものへと変えていく情熱。飽くなき性能の追求が、乗る人を熱くし、見る人を熱くし、ADVANRに携わるすべての人を熱く する真のドライビングをもたらしてくれる。速く、美しく、心地よく、確実に。高い意志をもって、誰よりも先をいく人だけのために。

The Performance Tire「性能タイヤ」

1978年、それは、先鋭的なスポーツタイヤとして産声をあげた。誕生から四半世紀の歳月を経た今、ADVANRは新たなステージへ向かおうとしている。その、その突出した高性能によって、ブランドの世界統一を図る。世界中のあらゆる国で輝く存在を目指し、過去四半世紀の自らの成功の記録を、さらに高度な偉業で次々と塗りかえていく。その走りの精神、つまりヨコハマのスピリットを、かつてないほどの大きなパワーで、全世界へ向け発信していく。

その世界進出によって、本物の走りを知りつくした人、真の性能を知る人にのみ高い満足を与える。そして、その性能は世界の厳しい眼に鍛えられ、さらに磨きあげられていく。高い意志をもったモータリストたちが存在する限り、ADVANRは常に前進し、進化しつづけるADVANR。可能性は果てしなく、そこに限界はない。

サーキットのコースで築きあげてきた幾つもの伝説がいま、世界の道でも始まろうとしている。世界中のすべての道で、すべてのハイウェイで、知らぬ者はいない存在へ。一歩先をいくパフォーマンスへ。常に頂点を、最高峰を目指すADVANRの熱いスピリット。それは、世界の道でも変わりはしない。

History「歴史」

「常に頂点を目指す」これが誕生以来変わらぬADVANR.スピリット。伝統のRED in BLACKカラーに情熱を込め、ADVANRは四半世紀を戦い抜いた。さらなる栄光を求め、これからもADVANR.の挑戦が止むことはない。

Flagship Tire To the World

「世界への最高級品タイヤ」 ヨコハマという企業のスピリットを背負い、ヨコハマのフラッグシップであり、そして、全世界でグローバルに展開するADVANR。いちはやく世界のトップブランドに名を連ね、世界市場のなかでも最高峰の地位を獲得することを目指す。あらゆる環境下で常に頂点を目指すADVANRの熱いスピリット。それは、世界の道でも変わりはしない。

ADVAN Sport(アドバン スポーツ)

超高速性能、ウェット性能、快適性を追求して誕生した、ヨコハマの新しいフラッグシップタイヤ。通常のYレンジを越える高速域、(Y)レン ジをポテンシャルに持つ。その開発には、ポルシェやベントレーなどのOEタイヤ開発で培われてきた世界トップレベルのテクノロジーが活かされている。

ADVAN S.T.(アドバン エスティー スポーツテレーン)

新世代のスポーツ高性能SUVのためのハイグリップタイヤで、欧州で高い評価を勝ち得たA.V.S S/Tの後継モデル。これまでヨコハマが培ってきたスポーツタイヤのテクノロジーを搭載している。温度依存性の低いコンパウンドを採用し、高性能SUV専 用の構造として新たに開発した。

ADVAN Neova AD07(アドバン ネオバ エイディー ゼロナナ)

数多くの厳しいテストを繰り返し開発された専用コンパウンドと新開発トレッドパターンが、闘うADVANの高いドライグリップを実現。専用コンパウンド がウェットグリップも一層引き上げ、プロファイルと構造のチューニングにより、ドライ&ウェットを高次元でバランスさせた。速さだけでなく、「車を走らせ る楽しさ」を追求。走る者をその気にさせるNEOVAは、狙ったラインを確実にトレースし、路面を掴む。

GEOLANDAR

オフロードレースのノウハウをベースに、幅広い対応能力を発揮。

GEOは地球のことを意味する。LANDERは着陸船を意味する。地球に降り立つ船をイメージするのもだ。ジオはそのあとに語が付くことで地球に関連した単語になる。たとえばchemistryで地球科学である。

GEOLANDAR A/T-S(ジオランダーエイティーエス)

耐ハイドロ性能・WET性能を向上!深溝のストレートグルーブ4本を、トレッド面に適正配置。十分な溝面積を確保して排水性を高め、耐ハイドロ性とWET路面における運動性能を向上します。

DRY/WET性能・オフロード性能を向上!すべてのブロックにDan2形状を採用。各ブロックの剛性を確保して、DRY/WETでの運動性能向上に寄与すると同時に、隣接する溝のセルフクリーニング効果を高めてオフロードでのトラクション性能を十分に発揮させます。

DRY/WET性能・耐偏摩耗性を向上!すべてのサイプに表面をくり抜いたデュアル3D形状を採用。ピラミッド上のサイプ構造がブロックの倒れ込みを抑制 して、オンロード性能・耐偏摩耗性能を向上するとともに、表面が幅広・奥がジグザグの二段の構造が、新品時には排水性、摩耗後にはエッジ効果を確保して、 滑りやすい路面でのグリップアップに寄与します。

耐偏磨耗性・静粛性を向上!乗用車用タイヤにも使われているラウンドブロック技術を採用。ブロックの先端部にラウンド状の面取加工を施すことで接地時のブロックエッジの動きを低減。偏摩耗の発生と摩耗後のノイズ悪化を抑制します。

静粛性・耐偏摩耗性を向上!周方向に長さの異なる5種類のピッチバリエーションを、ランダムに組み合わせて配列することにより、走行時に発生するノイズの周波数を分散してパターンノイズを低減すると同時に、各ブロックへの荷重負荷を最適化して偏摩耗を抑制します。

耐カット性・マッドトラクションを向上!サイド部にブロック基調のプロテクターを配置。耐カット性を強化すると同時に、ショルダーエンドの3次元的な意匠との相乗効果でタイヤサイドまで沈み込むようなハードなマット路面においても粘り強いトラクション性能を発揮します。

耐磨耗性・耐久性を向上!世界中の多様な環境とサイズ毎の荷重条件とを綿密にシミュレートして、コンパウンド及び構造の開発を実施し、耐摩耗性・耐久性を大幅に向上。あらゆる過酷な環境に負けない強さを備えました。

GEOLANDAR M/T+(ジオランダー エムティー プラス)

よりタフな防御力、よりワイルドなルックスをプラスする。ジャバラを大型化し、その上にプロテクターを追加。耐カット性を向上させると同時に、より高いデ ザイン性、ヴィジュアル・インパクトを実現しました。ショルダーブロックのえぐりを大きくし、サイドの泥はけ効果を一層高めています。ショルダー部を交互 にテーパーカットし、さらに、ブロック下部を張り出させることで、力強いサイドバイド性を発揮。V字溝やサイドからの乗り越え特性を高め、マッド路面での グリップ、トラクション及び排土性を向上させています。

サイドからの衝撃に、2本の新たなボディガード。サイド部とリム部に2本のプロテクトバーを追加し、耐カット性を向上。横方向からの衝撃にさらに強くなりました。※ホワイトレター仕様の場合、アッパープロテクトバーは付きません。

新たに配された1本の溝が、トラクション性をアップ。高いトラクション性を実現するため、方向性パターンと垂直に配されたクロスカットグルーヴ。このグ ルーヴを一本追加し、よりエッジ効果の高いトレッドパターンにすることで、全方向への踏ん張りと安定性をさらに強化。ダートにおけるラクションを高めまし た。

階段状の溝が生みだすエッジ効果が、オフを制す。溝の側面を階段状にすることで溝内の表面積をアップ。セルフクリーニング効果を高め、トラクション性を向 上させています。一方で、一定のブロック面積/剛性も確保、オンロードや高速走行における安定性に優れています。ワイドなグルーヴが、ウェット路面におけ る排水機能を高めています。

選ばれし角度が、優れたトラクション、排土性を発揮。数々のテストとコンピュータシミュレーションを重ね、ブロック配列の最適角度を追求。その結果割り出 された32度の方向性パターンを採用しました。泥はけに優れているので、マッド路面で高いトラクション性を発揮。路面を掴んで蹴りながらもタイヤを浮かせ るフローティング効果が期待できるため、スタックにも強くなっています。優れた排水性により、ウェット面での走行安定性を高めています。32度の角度に よってコーナリング時などにおけるブロック剛性が確保され、オンロードでの安定したバランスとグリップ力も維持しています。

オフロードだけじゃない、オンロードでも使えるタイヤへ。タウンユーザーの増加を考慮し、耐摩耗性をアップして経済性を確保。幅広い路面対応能力を持つコ ンパウンドを採用することで、オンロードにおける高い安定性、静粛性を実現しながら、オフ性能の面でも耐チッピング性を向上させました。オン・オフの両面 で走りのキャパシティを広げています。

GEOLANDAR A/T+II(ジオランダーエイティー プラスツー)

新パターンブロックの採用により、オフロード走行での耐久性を向上。定評のあったオンロード性能はそのままに、耐摩耗性を向上。サイドプロテクトバーの大型化により耐サイドカット性を向上。タイトフィットリムラインの追加によりビード部への砂礫のかみこみを防止。

GEOLANDAR H/T-S(ジオランダーエイチティーエス)

車内を快適に保つために「静粛性」「乗心地」を向上させながら、第二世代GEOLANDARのキーワード「グローバルスペック」の採用によりあらゆる環境に対応する「耐摩耗性」「耐偏摩耗性」を強化。さらに、新時代のタイヤに相応しい「省燃費」「環境性能」をプラスしました。

1.深溝4本グルーブ:トレッド中心部にジグザグ溝を、ショルダー付近にストレート溝をそれぞれ2本ずつ配置。深く幅広い溝が排水効果を高めて、優れたWET性能と耐ハイドロ性を発揮。

2.深溝4本グルーブ:センター部からショルダー部まで、各ブロックにおける形状調整や溝・サイプの適正配置により剛性を均一化。荷重負荷を分散することにより偏摩耗を抑制すると同時に、マルチピッチバリエーション配列との組み合わせによりパターンノイズを低減。

3.高剛性センターリブ:周方向に連なるリブをセンター部に採用。トレッド中心付近の剛性を高めることにより、操縦安定性・ハンドリングレスポンスを高め、コーナーリングやレーンチェンジをスムーズに。

4.サイプイングルーブ:内部にサイプを持つ溝を、センターリブとそれに隣接するブロックに採用。幅広のグルーブ部が排水性を、幅狭のサイプ部がブロック剛性をそれぞれ確保することにより、WET性能と操縦安定性を両立。

5.ラウンドブロック:ブロック先端部に面取り加工や丸みのある形状を採用することにより、接地時のブロックエッジの動きを低減。偏摩耗の発生と摩耗後のノイズ悪化の原因をあらかじめ除去。

6.新開発プロファイル:走行時に発生するタイヤの歪みを低減する新開発プロファイルを採用。エネルギー損失を抑えることで転がり抵抗を低減し、省燃費・環境性能を向上。さらに展開幅を広くとり接地形状をスクエアにすることで、充分な耐摩耗性・耐偏摩耗性を確保。

7.コンパウンド&コンストラクション:WET性能と耐摩耗性を高レベルで両立させるコンパウンドを採用。柔軟でしなやかな乗心地とロードノイズ低減を追及したコンストラクションとの組み合わせにより、世界中の環境で通用するトータルパフォーマンスを実現。

GEOLANDAR H/T(ジオランダーエイチティー)

2本の太い階段状のツインワイドDAN2ストレートグルーブがウェットでの高度な排水性を実現。さらに溝内部を階段状にしたDAN2形状が横方向へのエッ ジ効果を強化。高い静粛性と優れた高速操縦安定性、さらにはスムーズな排水・排土性を発揮するVシェイプセンターブロックを採用。ウェット、オフロード性 能の向上とスノー性能の確保のため、エッジ効果を高めるカーフを採用。ブロック剛性を高次元でバランスさせ、高速操縦安定性と居住性を両立。

GEOLANDAR I/T G072](ジオランダー アイ ティ ジーゼロナナニ)

多新素材「吸水カーボン」と「吸水バルーン」のダブル吸水で氷に吸着。数のフラット面を展開した新プロファイル。溝面積比率を高めながら、広い接地面と接地圧の均一化を実現し、氷上・雪上性能を共に向上しました。わたちを乗り越えると時も、ラウンド型プロファイルと同等以上の性能を発揮します。

4本のメイングルーブと2本のサブグルーブの構成で直進性を向上。また氷上や雪上での横すべりをおさえ、安定性を確保します。トラクションに有効なラグ溝をトレッドのセンター部に配置。逆V字型の溝が、WET制動時にセンター部へ集まる水膜をメイングルーブへ排水します。

タイヤの回転方向に対する溝壁を、ゆるやかに角度を変化させた曲面にすることで走行時のブロックエッジの変型を抑制。接地面積をしっかり確保すると共に、除水効果もアップしました。(特許出願中)

ピラミッド状の立体サイプ採用で、制動・駆動時など、大きな荷重がかかった時でも、ブロックの倒れこみを防止。接地面をしっかり確保することで路面とのグリップを向上。立体化することでサイプでの吸水も一層向上しました。

GEOLANDAR I/T+(ジオランダー アイ ティ プラス)

ショルダー部に2本の太いグルーブを配置。横方向のエッジ効果により横滑りを防ぐ。リブ状のセンターブロック採用で、接地面積が拡大し、粘着摩擦力が向 上。ブロック剛性の増加がエッジ効果を増大させ、氷上グリップがいちだんとアップ。ギザギザ状のグルーブが、雪を強く蹴りだし雪上トラクション性能を向 上。また、横方向のエッジ効果により横滑りを防止。大きな波状のカーフがエッジ効果を増大させるとともに、縦、横、斜めの氷上グリップを強化。

iceGUARD

乾いた氷は滑らない。吸水技術を追求したスタッドレスタイヤ

iceはもちろん「氷」のことです。GUARDは見張りや守衛など守ることを指します。聞いての通り凍りついた路面でもしっかり安全を守るためにつくられた冬季用タイヤ「スタッドレスタイヤ」のブランドです。

iceGUARD BLACK(アイスガード ブラック)

たとえば早朝は凍っていた氷が、昼には解けて水になるように。温度によって、冬の路面状況は刻々と変ります。ヨコハマが「吸水」の次に注目したのは、この 「温度」の違いでした。たとえば−2℃の濡れたアイスバーンで水を吸い、−10℃のかわいたアイスバーンで氷を噛み、密着。0℃以上のドライ路面では、 しっかり走れる。それが、温度対応「ブラック吸水ゴム」の性能を引き出すため、さまざまな新技術を結集したスタッドレスタイヤ。アイスガードIG20.ブ ラックの名を持つ次世代アイスガード。

ダブル吸水ゴムTMからより進化した、スタッドレスタイヤのための新素材、温度域にあわせて機能する、「ブラック吸水ゴム」。”温度対応”という新しい発 想から生まれた新しいコンパウンド。それは、従来の「吸水性能」をさらに強化しながら、それぞれの温度域で「噛む・吸水・しっかり」という機能を発揮し、 路面へ「密着」する。

氷上の水膜を、よりパワフルに吸う。−6℃から0℃は、氷の表面の水膜が10μm以上になる危険ゾーン(タイヤゴムの摩耗肌の振幅が約4〜7μmであるため。水膜厚さはヨコハマのマルチス ケールシミュレーションにて算出)。薄い水膜の層がミクロのハイドロプレーニング現象を発生させるのです。この水膜を除去するために、「ブラック吸水ゴ ム」は「パワー吸水バルーン」「吸水カーボンII」を配合。より強力に水を吸い、タイヤを氷に密着させます。

吸水容積を大幅に向上!カラを約80%強化*4した「パワー吸水バルーン」氷上の氷を吸うためにはタイヤ表面に細かい空洞が必要です。しかしただの空洞では接地時につぶれて、余分な吸水容積を確保できません。大きく、そしてカラを強化した「パワー吸水バルーン」は従来の吸水バルーンよりさらにつぶれにくく、接地時の吸水容積を向上しています。

多層構造で氷上の水を吸う!毛細管現象の原理を応用した「吸水カーボンII」。表面張力(毛細管現象)の原理を利用して、多層構造でパワフルに吸水。形状と大きさに改良を行った「吸水カーボンII」は、当社従来品の吸水カーボンより 安定的に水を吸い上げます。ゴムとなじみやすいカーボン素材なので、高い氷上性能と耐摩耗性を両立させることができるのです。

かわいたアイスバーンに密着、ミクロで噛む。氷上の水膜が危険な厚さになるのは約ー6℃以上。それ以下では、氷上の細かい突起と低温で硬くなるゴムが、グリップを妨げています。「ブラック吸水ゴム」 は、低温域でもしなやかさを保って路面に密着。さらに「パワー吸水バルーン」の硬いカラが、ミクロのエッジ効果を発揮します。

強度をアップした「パワー吸水バルーン」のカラが、氷を噛み、パワフルにグリップ。「ブラック吸水ゴム」に採用された「パワー吸水バルーン」は、従来の吸水バルーンに比べてカラの強度を約80%向上*1。カラを硬くすることで、アイスバーンでのエッジ効果をプラスしました。突出して割れたカラのツメは、しっかりと氷の表面に食い込みます。

タイヤのしなやかさを保つ「ブラックポリマー」配合。低温域でも、路面へ密着。しなやかさを保つ新素材「ブラックポリマー」配合。ゴムと結合するために、オイルに比べてゴムからの分離が少なく経年によるゴムの硬化抑制します。また温 度依存性を抑制するシリカを増量し、分散剤ゼルマをあわせて配合。「ブラック吸水ゴム」は低温でもしなやかさを保ちます。

快適性のために、しっかりとした剛性感を追求。スタッドレスタイヤは夏タイヤに比べて、ゴムのしなやかさが重視されます。そのため、常温の乾燥路面では剛性が低くなりがちです。「ブラック吸水ゴム」に 配合された「パワー吸水バルーン」は、タイヤの剛性の向上にも貢献。冬のさまざまな道で快適に走れる性能を追及しました。

「パワー吸水バルーン」のカラがブロックをしっかり支持します。カラを強化した「パワー吸水バルーン」が、タイヤのブロックをしっかりと支持。タイヤ全体で高い剛性を維持しながら、表面のしなやかさを保ちます。

立体構造の「ピラミッドサイプ」が、ブロックの倒れ込みを抑えます。制動・駆動時など大きな荷重がかかった時でも、ピラミッド状の立体サイプ同士が支えあってブロックの倒れ込みを防止。しっかりした走りを維持します。

「二層トレッド」の採用により、タイヤ剛性を確保。トレッドゴムは「ブラック吸水ゴム」の下に高剛性ゴムをしいた二層トレッド構造を採用。下層のゴムはタイヤ全体の剛性をさらに高めています。

新トレッドパターンの採用により、実接地面積を約4%アップ。アイスガードブラックでは、新コンパウンド「ブラック吸水ゴム」の性能を最大限に引き出すために、トレッドパターンも新開発。溝のデザインを最適化し、接地圧分布をより均一化。実接地面積も約4%アップしました。

ベルトブロック[安定性]。制動時の接地性向上と操縦安定性に有効なベルト状ブロックにより、雪氷路面およびドライ路面での応答性が高められています。

シャーベットグルーブ[シャーベット走行性]。走破性を向上するためにショルダーの溝を最適化。シャーベット路面の雪や水をタイヤの外側へ効率的に押し出します。

細密マイクログルーブ[初期性能]。トレッド表面にななめに配置された細かいスリットがミクロのエッジ効果を発揮。装着初期の氷上性能を向上させました。

グルーブinグルーブ[耐偏摩耗性]。走行時のブロックエッジにかかる力を分散し、タイヤの性能を早く損なわせる原因のひとつとなる偏摩耗を抑制します。

iceGUARD IG10(アイスガード アイジー テン)

アイスバーンの表面にある、滑る原因となる危険な水を吸う。「吸水バルーン」と「吸水カーボン」という、ダブルの吸水素材を配合しました。この「ダブル吸 水ゴムTM」がアイスバーン上の水膜を吸水することで、タイヤが路面により密着し、アイスバーンでの摩擦力を大幅に向上させることに成功しました。

ピラミッド状の立体サイプ採用で、制動・駆動時など、大きな荷重がかかった時でも、ブロックの倒れ込みを防止。接地面をしっかり確保することで路面とのグリップを向上しました。また、立体化することでサイプでの吸水も一層向上しました。

トレッド表面に、細かいスリットをななめに配置。装着初期の氷上性能を更に向上させました。また、スリットにより、各方向へのミクロのエッジ効果も向上しています。

氷上性能と雪上性能を高い次元で両立。接地性能を追求したトレッドパターン。IG10パターンには、5本のストレートグルーブを採用。雪上でのトラクション&ブレーキ性能を向上させ、横すべりも防止します。また、各々均一なブロック形状により、接地圧をより均一化。

iceGUARD IG721(アイスガード アイジーナナニーイチ)

氷上性能と雪上性能を高い次元で両立。接地性能を追求したトレッドパターン。除水、除雪効果の高い方向性パターン、IG721パターンを採用しています。

A.V.S(Advanced Vehicle System)

A.V.S Sport(エイブイエス スポーツ)

ハイスピードクルージングタイヤ。大排気量スポーツカーや高速セダンにお乗りのお客様に。高速道路でハイスピードクルージングされる機会の多いお客様に。上質な高性能タイヤをお求めのお客様に。

ハイドロプレーニング現象の発生スピードがより高速域に。ストレートグルーブを廃したオリジナルグルーブを開発。センターブロックの高精度ジグザグリブが、ステアリングレスポンスと操縦安定性を同時に向上。

A.V.S S/T type-1(エイブイエス スポーツテレーン タイプ ワン)

方向性を持つV-シェイプワインディンググルーブを採用。優れた排水効率でウェット性能を向上。グリップを強化しながら耐摩耗性をも向上したコンパウンドを採用。フィンタイプコーニスプロテクターを採用。スタイリッシュでスピード感あふれるサイドウォールを演出。

GUARDEX K2(ガーデックス ケイ ツー)

GUARDEX K2 F721(ガーデックス ケイ ツー エフ ナナニーイチ)

1周にわたってとぎれないリブに高密度にカーフを配置し、エッジ効果を高め、氷上での制動・駆動性を強化。3Dシミュレーションに基づく形状の最適化により、接地圧分布の均一化を実現し氷上性をアップ。雪上および氷上での横滑りに対するグリップを強化。前後左右さまざまな方向に対してエッジ成分を強化し、氷雪上でのグリップと走行安定性を向上。力を分散して受けることでカーフ頂点の集中的な変形を防ぎ、接地性と制動時のエッジ効果を向上。排水、排雪性能を高める方向性パターンを採用。

バルーンがわれた後の空洞は、ひきつづき吸水と排水を繰り返します。新品時からバルーンがタイヤ表面に現れているため、走り始めから効果を発揮します。ゴムの柔らかさはそのままに、吸水バルーンがブロック剛性を維持して走りの『しっかり感』を向上。シリカ分散剤ゼルマ配合で、低温下でもしなやかな走りを実現。

GUARDEX K2 F720(ガーデックス ケイ ツー エフ ナナニーマル)

接地面積を拡大して氷上グリップを強化。3Dシミュレーションに基づく形状の最適化により、接地圧分布の均一化を実現し氷上性をアップ。雪上および氷上での横滑りに対するグリップを強化。大きな波状のカーフがエッジ効果を増大させるとともに、縦、横、斜めの氷上グリップを強化。前後左右さまざまな方向に対 してエッジ成分を強化し、氷雪上でのグリップと走行安定性を向上。力を分散して受ける事でカーフ頂点の集中的な変形を防ぎ、接地性と制動時のエッジ効果を向上。