H.I.Dとは(エイチアイディー)高輝度放電灯
H.I.D(High Intensity Discharged lamp)
「愛車はまだハロゲンランプですか?」
High Intensity Discharged lampの略で、キセノンまたはディスチャージなどと呼ばれる明るいヘッドライトのことです。従来のハロゲンランプは内部のフィラメントに電流を流し、発光させるもので、白熱灯と同じ仕組みである。対するHIDは、発光管内部にキセノンガスやメタルハライドなどが充填され、両極に高電圧をかけることで放電し、発光させるもので、水銀灯と同じ仕組みである。
HIDは発光するバルブとそれ以外に専用のパーツがいくつか必要で、発光のための高電圧を供給するイグナイターやインバーター、バラストやコントローラーといったものがセットとなる。ハロゲンから切り替えるためのHIDのシステムは、各社からHIDキットとしてリリースされている。有名なところで「BELLOF(ベロフ)」「PIAA(ピア)」「サンヨーテクニカ」「RAYGRIG(レイブリック)」「ベリアス」「IPF」「88ハウス」などがある。
設置スペースを考慮してコンパクトなバルブ形状、小型化されたバラストユニットが増えている。特にイグナイターを内蔵した一体型のバラストにより、取り付けの容易になったシステムが普通になっている。HIDバルブは、バーナーと呼ばれライトの明るさを決める一つのポイントとなる。その構造は、外観、セラミックチューブ、発光管、口金などの部分からなり、メーカーによって品質の異なる重要な部分である。
外観は耐熱性・耐久性に優れたガラスを使用し、細長い形状で中の発光管を保護している。セラミックチューブは、バルブ内に電流を流すための電極であるリード線を保護しており、色温度に影響を与える部品である。発光管はその名のとおり光を出す部分で、光軸や明るさに影響する。安価なバルブでは、光軸がずれたり明るさや色温度にバラツキがあるものもあるという。
口金はバルブをヘッドライトへ固定する部分だが、ハロゲンとの互換性があるように様々な種類がある。しかしライトの後部にスペースがない車種では、干渉し設置できないこともある。
〜HID(キセノン)コンバージョンキット〜
高精度バーナー管採用!デジタルバラスト採用!
ハロゲンランプの約6倍の明るさを持つH.I.Dを試してみませんか。
「後付ってできるんですか?」
H.I.D(High Intensity Discharged lamp system)は、通常のハロゲンランプと違い、高電圧を必要とするため「イグナイター」「バラスト」などが必要になるため、バーナーだけで販売されているHIDは、それ単体で使用することができない。純正でHIDを搭載した車種や、バラストなどを取り付け、システムを導入してある車両では、交換用のバルブ(バーナー)を換えるだけで、簡単に色温度や光量を変えることができる。
つまりハロゲンからHIDにシステムを換えなければ、同じヘッドライトでも構造はまったく違うもので互換性はないのである。そして今ではバーナーとイグナイター内臓の一体型バラストを追加すれば簡単に移行できるようになった。ハロゲンを交換するようにHIDのシステムを導入することは、簡単にそして安価にできるようになった。性能は噂されるように優れているので、コストパフォーマンスは高い。
〜HID(キセノン)コンバージョンキット〜
HIDヘッドランプシステムに必要な、バーナー、イグナイター・バラストなどが揃っており、取り付けるだけで新しいライトシステムに移行できる完全版パッケージ。
「色温度って何?」
色温度は光の届き具合や、明るさにも影響する重要な要素。ブレーキランプや赤信号が赤いのは、霧など見通しの悪い状況でも一番遠くまで届く光だからである。危険・注意・止まれと警告をするために赤が使われる。色温度が上昇していくと赤から黄色へ、そして白に最後は青に変わっていく。ちなみに赤から青までは、人間が見ることができる可視光線の範囲で、赤より外は赤外線、青より外は紫外線と呼ばれ、目で見ることはできない。
HIDにとって色温度とは、ファッション性の一つであり、明るさを決める要素であり、安全性の要素だ。好みで色を決めるのもいいが、夜間の目となるヘッドランプの光が、安全性を確保できない実用性のないものでは意味ないですよね。安全を基準に考える車検でも、ヘッドランプの色が基準に適合しなければダメとなっている。明るさを求めてHIDに換えるなら、色温度も実用性を考えて選らばなければならないですよね。
2000Kくらいだと赤。夕日の光がそれより高く、PIAAのプラズマイオンイエローが2500Kで、雨や霧などで乱反射を防ぎ、視界を確保する。太陽光は5000K〜6000Kくらいで、白い光だ。このあたりの色温度はは明るく見やすい。更に高い6500Kから8000Kなど車検が通るか通らないかのギリギリのところは、青白さから青に変わる感じだ。あまり青くなりすぎると、雨の日など天気がわるいと、まったく見えなくなるなど、視界を確保するのが難しくなるし、見た目も悪くなるらしい。
実用性を考えるなら6000Kくらいまでだろう。ファッション性を重視するならそれより少し高い青白い光を、悪天候の視界確保を優先するなら低めの黄色い光を選ぼう。ちなみに一番明るさを発揮するのは、4300Kくらいです。フォグランプに黄色の光を入れたり、多少派手な青を持ってくることで、ヘッドランプの実用性を残したままファッション性や安全性を高める事ができます。バルブ交換可能ならHID化も容易ですから、どんどん換えちゃってもいいですよ。
〜K(ケルビン)色温度〜
明るさとは異なる光の色の数字的な概念。単位はK(ケルビン)で、純正ハロゲンは3200Kくらい。少し黄色の通常のヘッドランプといったところ。
「省電力は燃費にもいい?」
HIDは明るさに反して消費電力が少ない。高いエネルギー変換効率によって、15%を下回るハロゲン(白熱球)に対し、20%を超える高効率のHIDは明るく、寿命も長い。消費する電力が少なくても、ライト本来の役割である明るさを十分に発揮しているので、容量を大きくせずとも実用的な明るさを確保することができる。ハロゲンの6倍明るいと謳われるのも納得の見解だ。
消費電力が少ないと燃費にいいとはどういうことなのだろうか。燃費の良し悪しは、電気にも関係があるということなのだろうか。その辺は自動車のメカニズムにも少し関係してくる。一般に自動車の電気はダイナモ(発電機)でつくられる。ダイナモはエンジンの回転からエネルギーをもらい、必要な電力によって発電する量が変わる。消費される電力によってエンジンにかかる負荷も変わるのだ。
エンジンの負荷が少なければ当然消費される燃料の量も減る。つまり燃費がよくなるということだ。ヘッドライトが明るくなって燃費までよくなるHIDは、優れたライトシステムということになる。価格の高さがネックだった。優れたパフォーマンスを発揮するヘッドライトシステムなのに、採用されなかった又は広まらなかったのは、イニシャルコストの高さからだろう。
バーナー一つで数万円。バラストやイグナイターをセットで買えば、更に倍の値段が当たり前だった。作業もショップなどに任せることを考えれば、工賃だって追加される。燃費にもいい、長寿命だとは言っても初期投資が数万円を超えるのは、なかなか手の出しにくい存在だったのではないでしょうか。そんな高価なシステムの導入を考えるなら、他のドレスアップを視野に入れることでしょう。
しかし、最近になって価格は下落、いや暴落といってもいい。ハロゲンランプに少し追加で投資すれば、手軽にHIDが手に入る時代になりました。この機会を逃すわけにはいかない。HIDのよさを十分に理解して、価格も手軽だと認識しているなら、是非今度の車いじりは、ヘッドライトシステムのチューンアップ。ドレスアップ効果も大きく、他車との違いも大きいですよ。
〜消費電力W(ワット)〜
発光するのに消費される電力は、W(ワット)で表され、ハロゲンは60/55Wが当たり前。対するHIDは35Wか55W。圧倒的に少ないのである。消費電力が少ないと燃費にもいい影響がある。
「明るさはハロゲンの約6倍?」
色温度は関係しない。光の色を示すケルビンは、直接的には明るさに関係しません。数値が低くても赤くなるだけで、暗くなるというわけではなく、高くても青くなっていくだけで、明るくなるというわけではない。最も明るいのは、4,000Kから7,000くらいで、純正HIDでは4,300Kが多く採用されているらしい。太陽光に近い6,000Kが白く明るくカッコよく見えることもあり、社外品では人気の色温度である。
全光束ルーメンが明るさを決める。光源から発せられる光の量を示したルーメンが、明るさに最も関係する単位である。カタログではあまりお目にかからない数字だが、ハロゲンランプは1,000lmから1,550lmくらい。対するHIDは、35Wで3,200lmから3,300lmくらいと3倍は明るい。純正HIDも35Wを採用しているので、これくらいの明るさになる。そして社外品は35Wのほかに55Wというハイパワーを実現している。
55WのHIDは、脅威の6,000lmを出すことができ、ハロゲンの約6倍の明るさという結論になる。さてこんなに明るくて、対向車にはまぶしくないのか。その答えは最後のカンデラにある。光源の光の強さを示したカンデラ。車検で使われる基準は、225,000カンデラ以下であるということ。ノーマルのハロゲンランプが、3,200Kで67,500cdというのがある。対するHIDが202,500cd(BELLOF製)とギリギリの光度。
まぶしさの基準なんて曖昧なところもあるから、規格の中で許された明るさなら一応大丈夫ということだ。それにしてもHIDの光度は桁違い。実際に見たらわかるが、良く見えるようになる。
〜ケルビン、ルーメン、カンデラ〜
3人の外国人の登場!?っではありません。明るさに関する単位の説明です。色温度ケルビン、光束ルーメン、光度カンデラ。本当に明るいのか数字で語ります。
基本的な疑問および特長
「交換するメリットは?」
HIDの明るさは3,200lmを超え、6,000lmを実現する脅威のものですが、単に明るいだけではない。明るいからこそ色温度を上げることによって、光のファッション性も高めることができる。ハロゲンランプで色温度を上げると、どうしても暗くなりがちだが、HIDだと十分な明るさを保ったまま太陽光のような真っ白な明るさや、ちょっとお洒落な青白い光にすることができる。
寿命の長さはハロゲンの4,5倍から10倍。ヘッドランプは夜間には必要不可欠で、また不備があれば危険が高まる重要なものです。フィラメントを持つハロゲンランプは、寿命が早く夜間の走行が多い人は、度々交換をしているのではないでしょうか。少し大げさだったかもしれませんが、ハロゲンランプが球切れを起こすことは、けっこうある話です。その点、HIDのバーナーは少なくとも4倍は長持ち、忘れた頃に明るさが損なわれていると気づくでしょう。
安全性の向上も見逃せません。夜間は昼間と比べ視界が悪く、遠くのものを発見するのも難しく、反応も遅れがちです。視界の狭さはやっぱりライトの明るさ不足が原因だと考えられます。HIDの明るさは、ハロゲンと比べ物にならず、その明るさに驚きと夜間の運転の楽しさをおぼえます。安全性が向上するのは当然で、運転手から見る道路は昼間のような視界を確保し、歩行者もその明るさにクルマの位置を確認しやすくなります。
〜ドレスアップ効果も高い新システム〜
明るさや省燃費性能だけではない。換えることの効果は、ドレスアップにもなる。かっこいいクルマ作りに欠かせない目の輝き、手軽に導入できる今なら是非付けたいものの一つです。
「寿命の長さは?」
水銀灯と同じ仕組みで発光するHIDは、フィラメントを持つハロゲンに比べて長寿命である。球切れの原因となるフィラメントを持たない構造であり、発熱も少なく、何倍もの時間もつのである。ハロゲンの寿命は、一般的に200時間から400時間と言われ、夜間に一日1時間運転するなら、1年くらいの計算になります。そんなに早く交換することは余りないでしょうが、HIDはその5倍の2,000時間くらいは持ちます。
夜間の運転一日当たり1時間で計算した場合、2,000÷1h=2,000日、一年が365で計算すると、5.4年の計算になります。一日2時間でも2.7年の計算です。そんなに毎日何時間も運転する方は少ないでしょうから、倍くらいはもつ計算です。交換用のバルブもありますから、万が一つかなくなっても問題ありません。交換する頃にはHIDをいつ付けたか忘れているでしょう。寿命の長さも明るさやファッション性と並んで優れた点の一つです。
〜長寿命の新バルブ〜
フィラメントを持たないHIDのバルブ(バーナー)は、2,000時間とか物によっては倍の4,000時間の長寿命を実現している。
「セラミックチューブとは?」
バルブ内には高電圧をかけることで発光するキセノンガスやメタルハイライドが充填されています。高電圧をかけるためには、バルブの両極に高電圧をかけますが、バルブの反対側にはリード線をとおして電流を流します。バルブのすぐ外を高電圧のかかるリード線が通っているのですが、電圧をもらさないようにセラミックチューブという色の付いたもので保護しております。純正品などの色はほとんど茶色で、青や白などメーカーによって違いのある部分です。
セラミックチューブは、絶縁の役割を果たし、また発光管の熱からリード線を保護しています。安全のためにも必要ですが、ファッション性に強く関連する光の色にも影響があるのです。
HIDの発光は色温度が重要な要素です。純正などで採用されている茶色などのセラミックチューブでは、バルブの光がセラミックチューブに反射し、反射した光がバルブに反射することで、色温度が冷えてしまい、黄色い光になってしまいます。白や青白い光の発光にはセラミックチューブの色が、白など色温度を冷やさない色が採用されたバルブであることが望ましいのです。チューブの色によっては黄色や赤っぽい色の光が混ざることもあるそうです。
〜バルブの構造〜
明るさ発光色を決めるのは、バルブの構造にあります。安いだけのものと、ノウハウを元に作られたものでは、当然違いがあります。
「取り付けって簡単なの?」
ハロゲンバルブの交換くらいはできないとダメ。後付けのものは、今付いているハロゲンバルブを取り外し、HIDのバルブであるバーナーを取り付けなければなりません。バルブの交換もできないようではまず無理でしょう。しかしそれほど難しいものではないので、挑戦してみるのも面白いかもしれない。その際はメーカーの保障などが受けられなくなる場合もあるのでご注意を。
取り付けの際はマニュアルなどを参照し、事前に作業内容を確認しておくことをお勧めする。この時点で難しいと感じる部分があるなら、専門店に任せたり友人に連絡を入れたいところだ。作業手順は大まかに1.点灯テスト、2.バルブの装着、3.配線に分けられます。点灯テストは配線を繋ぎ換えるだけの簡単作業ですが、バルブを交換するのにはヘッドランプの取り外しや、バンパーの取り外しを伴うこともあります。
配線に関しては、長さが比較的短いので、バラストの位置を決めるのに苦労することでしょう。車種によってはスペースがなく、ヘッドランプに近い場所で雨にさらされない位置を確保しなければなりません。ヘッドランプ後部の配線に加工を必要とする場合もあり、電気・電子の知識をまったく持たない人では、難易度の高い作業となります。プラス・マイナスの理解や、端子の圧着などの経験をお持ちでない人は、諦めてください。
〜高電圧を発生するパーツ〜
大変危険ですので、取り付けは専門店等で行ってください。そのような注意書きも見受けられるHIDの取り付けは、はたして難しいものなのか。
「粗悪品とは?」
1万円を切るHIDキットが販売されています。もちろんバーナーだけでなく、バラストや配線、取り付けようのステーなど、必要なものが一通りそろったパッケージ製品です。送料を含めてもいままでと比べ物にならない安価な製品に、ついつい手を出したくなる人も多いでしょう。そのままの勢いで、買ってしまった人もいるのではないでしょうか。
しかしいくら安いといってもそれが製品としてまともなものでなかったとしたら、使用するのに支障をきたすような不良や不具合を持っていたとしたら、お金を捨てるようなものと思いませんか。聞いた話によると、装着後1ヶ月でつかなくなった。左右で色がおかしい。どんなに調整しても光軸が合わないなど、トラブルにみまわれ、商品を返品しようにもできない状況というのもあります。
全ての安価な製品というわけではありませんし、メーカー名がはっきりしていても初期不良などたまたま品質の悪いものにあたることもあります。運がよかった、悪かったで片付けられないのが粗悪品です。
〜これはもうまともな製品ですらない〜
HIDに関するクレームには、様々なものがありますが、低価格で無名なものほど粗悪なものが多く出回っております。
「そのバルブは車検対応?」
HIDに換える理由の一つに挙げられるのは、やっぱりファッション性ですが、その重要な要素は「色」にあります。ハロゲンランプとの色の違い、よりクリアで輝きのある光が、クルマをドレスアップするのです。いくら色々な色があるといっても、どんな色でもオーケーというわけではありません。車検に対応した色というのが、ちゃんとあります。それ以外の色で一般道路を走行してはいけないのです。
車検対応品にはしっかりと表示しているものが多く、逆に記載のない場合は車検に通らない場合もあり、品質的にも問題がある場合があります。ケルビンで言えば、上が6,000Kくらいが範囲。8,000Kでは車検を受ける場所によって、ダメな場合が多い。一般道路以外での走行が使用目的の場合は、特に規制されることはないが、ケルビンが高い青い光は暗くなりがちで雨の日などでは見えにくいという弱点を持っています。12,000Kや30,000Kなど高いものを購入されるときは注意が必要です。
ケルビンが高ければ明るいというわけでもなく、最も明るいのは4,000Kから7,000Kくらいだ。安全性も確保するならこの範囲内で選択することをお勧めする。
〜競技車両専用〜
色温度の「K(ケルビン)」によって車検に通らない、競技車両専用のバルブがラインナップされている。一般道路を走る車が、装着して走行してはいけないので、間違って購入しないように・・・
「夜のドライブに最適?」
HIDのメリットは、明るさと消費電力の低さです。夜など交通量が少なくなる時間帯は、快適なドライブができるゴールデンタイム。しかし暗い夜道はその分危険もいっぱいだ。夜のリスクは、HIDの明るさという武器によって回避できる。遠くだけでなく、道路の左右斜め前も光が届き、急な飛び出しも発見しやすい。コーナーリング中は、先を見通せて安心して曲がることができ、歩行者も光に気づきやすい。
夜のドライブは昼間とは違った危険がたくさんある。でもスムーズに流れる車や、綺麗な夜景が楽しめるこの時間帯は、二人っきりのデートにも最適。安心して安全に走るためにも明るいヘッドランプへの交換をお勧めする。消費電力も少なく、燃費にもいいので交換するメリットは大きい。寿命もハロゲンに比べ5倍くらいは長持ちなので、長い目でみるとお得感もある。昼間より夜に走る機会が多い人は、ぜひドレスアップの第一候補で考えてみたい。
〜安全安心の明るさ〜
ヘッドランプの一番の役割は、夜など暗い状況下での視野の確保です。明るく見やすいランプだと、歩行者や障害物の発見も早く、安心して運転をすることができるようになります。
「コンバージョンキット?」
ヘッドランプの規格は色々とあるが、ハイ・ロー切り替えタイプのH4バルブとか、ローのみの照射とハイのみの照射を組み合わせた4灯タイプのH1とかH3がある。純正HIDの規格には、D2RやD2Sなどがある。それぞれの車種にあったヘッドランプのバルブ規格に合わせ、バーナーは選択することになるが、バラストやイグナイターほぼ共通である。問題はその大きさや設置場所にあるが、防水タイプも出てきたためスペースさえあれば設置可能だ。
ハイ・ロー切り替えタイプの2灯式の場合は、切り替えを行うコントローラーなどが別で必要になるが、フルキットには全て付属している。パッケージ品を購入すれば簡単に導入可能だ。メーカーによってはオプションも充実しており、交換用バルブや、交換用のハーネス、バラストなどの単体から警告灯をキャンセルする配線など、必要ではないがあった方が助かる部品がいくつかある。
〜バラストなどが全部付いたフルキット〜
HIDの導入には、バーナー、イグナイター、バラスト、コントローラーなどが必要になる。純正でHID装着車の場合は、交換用バーナーもあり、初めての導入の場合は全部そろったフルキットがある。