LEDの取り付けについて
LEDヘッドライトの取り付け方、注意点
ヘッドライトのバルブ交換は難しい作業ではありません。車種にもよりますが、作業時間も数分では終わりますし、HIDと違い付属品の設置など加工や配線作業も必要ありません。ほとんどが一体化され小型化されているので、ハロゲンバルブを外して、交換するだけで作業は済みます。
一部の車種では警告灯の不具合が予想されますが、対応品またはキャンセラーという部品を別途購入すれば問題ないと思われます。また電気関連の作業になりますのでバッテリーを外すなど感電しないような対策はしておきましょう。
取り付けの手順など
わかりやすい図などを製品のページまたは車種のメーカーで事前に探しておくと、作業がスムーズに進みますね。また製品によっては調整が必要なものもありますので、説明書などが付属している場合は一読しておくことをおすすめします。重要なことが小さく書いてあることがよくありますからね。
手順としてはまずボンネットが開いているところからでいいでしょうか。左右のヘッドライトそれぞれ作業することになります。車種によって作業に必要なスペースが非常に狭くて手が上手く入らないものもあります。ヘッドライト本体を外して作業した方が結果的に早く終わるものもあるので、やっぱり事前に確認ですね。
ほとんどの車種で電力を供給する配線と雨水の浸入を防止するキャップがついていて、それらを外して、バルブをロックしている金具を外します。これでついているハロゲンは取り外せるはずです。慣れていれば簡単ですが、コツが必要なものもありますね。あといくつか注意点もありますね。
まずヘッドライト本体を外してしまおうと近くのネジを回すと光軸調整のネジで、光軸が狂ってしまうのでちゃんと確認しましょう。ギリギリ手が入っても見えない場所にあるので、外してしまおうとか安易に考えると色々と苦労します。
近くのスモールやウインカーの配線またはバルブと勘違いしてヘッドライトじゃなかったというパターンもありますね。位置などを確認しながら作業をしましょう。
あと配線が抜けなくて不安になるかもしれません。基本的には刺さっているだけなので、強めに引っ張ると抜けると思います。指先を上手く使ったり揺らしながら抜くと上手くできると思います。勢いよく引っ張って反動で手をぶつけないように注意しましょう。
ゴムの防水キャップまたはプラスチックのカバーがついていると思います。これも溝にそって入っているだけなので引っ張ると取れます。または回すと外れます。これは水が入らないようにするカバーですが、上下の向きがあるものがあるので注意しましょう。
配線とカバーを外すとバルブに触れますが、金具でしっかりロックされているはずです。外すにはちょっとコツがいるかもしれません。イメージとしては安全ピンでしょうか。押しながら横に外す感じです。あとバルブが落ちやすいので注意しましょう。
あとは説明書を見ながら逆の手順で取り付けていきます。最後に配線をつなげて点灯するか確認のテストをすれば完了ですね。もちろん左右両方です。あとバッテリーを外したら戻すのを忘れないでくださいね。
その他、バルブ選びとか
バルブの種類はメーカー、車種で様々なものがあります。ハイローを切り替える左右2灯のH4以外にも、ローとハイを別々に点灯させる4灯のモノもあります。いくつか挙げればH1、H3、H7、HB3、HB4、H11などでしょうか。またHIDはD2RやD4Rといったまた違った型式があります。
違う種類のものは基本的に取り替えできません。物理的に入らなかったり、配線やコネクタなどが違います。適合表というのがあるので、メーカーページで一度調べるのがいいですね。該当する製品があるかないか、取り付けできないかなどを知ることができるので確認もできて良いですね。
HIDと違い配線も気にすることはないと思いますが、H4は3極の端子でハイとローとアースです。配線などを切ったり貼ったり普通はしないと思いますが、何か必要な時は参考にしてみてください。ハイロー切り替えのないものは普通にプラスとマイナスです。
マイナス(-)の線はアース(E)またはグランド(GND)と呼ばれ大体は黒の線ですね。プラスは+12V、マイナスは0Vと書かれていたりします。ご存知とは思いますが、車はボディがアースになっていますよね。
他にもHIDなどでは電源やリレー、コントローラーからの信号とか複雑になっているものもありますので、配線図を確認するか分からない時は専門家に見てもらいましょう。LEDだと一体になっていてその点はいいですね。